【鹿児島】よそもんについて考えるの巻

 
 
 

吉田集落の景色

私はよそもん

こんにちは、屋久島町吉田の大西です。今回は屋久島への移住について私の経験からお伝えしたいと思います。但し、いつもの私論ですから屋久島町の考えなんて思わないでくださいね。

移住6年目に入って、集落の人たちにもようやく顔は知ってもらえてきたかなと感じています。それでも未だに私がどこに住んでいるのか名前が何なのか訊ねられることがあるのも現状です。

そのまた一方、地元消防団では「えっ、まだ5年しか経っていなかった?もう10年は過ぎていたと思っていた」なんて言われたりもしています。

私は私自身をどう思っているかって?

やはり、今もよそもんだと思っています。ある意味よそもんであることを意識して暮らしていますので、このまま吉田に住み続け一生を遂げられたとして、その間際でも自身をよそもんだと思っているに違いありません。

何故か?

よそもんと言うことで自分を守っているに違いないからでしょう。地元の人たちは近くに血縁者がいることが多く、目に見えない結束によって結ばれ何かあれば助け合うことができます。普段は悪口、陰口を言うことがあっても、それはそれで事が起これば互助作用が自然と働いているようです。

移住者はというと、ほとんど近くに血縁者はおらず、冠婚葬祭や行事の作法すら分からず言葉も不自由(方言が分からない)なので、ちょっとしたことでさえ誤解を招く恐れがあります。なので、私は知ったかぶり分かったふりをするより、開きなおってよそもんと公言することで身を守っているのだと自覚しています。

では、よそもんとしてどうやって集落に認めてもらうことをしているかと言うと、私は2点を挙げます。

 

飲ん方は貴重な交流の場

(1)地元消防団に入ったこと

実は消防団へは元々自主的に入ったのではなく、移住始めた当時の区長さんから「吉田移住者は消防団入団が必須だから」と言われたからなんです。本当は必須でもなかったようですが後悔はしていません。

消防団入団によって地元の同年代の人たちと飲ん方(飲み会)を通じて親しくなれることができましたし、消防団による見回りなどでその他の地元の方に顔を知ってもらうこともできました。

(2)集落の行事に参加すること

行事とは祭りやその準備、また祭りのように派手なものだけでなく地域の清掃、さらには肉体を酷使するような作業までを含みます。正直面倒だなあって思うこともありました。地元の人でさえ出てこない人もいます。

でも、そんな面倒なことにも興味を持って(都会じゃほとんど行事なんて無いんですから)参加することで徐々に声もかけてもらえるようにもなり、また、大体大きな行事のあとは反省会という名の飲ん方があるので、酒も一緒に飲めば自然と仲もよくなってきたのです。

屋久島への移住を考えている人たちへ

旅行では屋久島に行くという一言で完結しますが、住むとなれば話が変わってきます。屋久島町には27集落があり、たとえ隣り集落であっても文化、習慣、言葉が変わってきます。

移住者が多い集落少ない集落があり、また多い少ないに拘わらず移住者を積極的に受け入れたいと願っている集落もあります。なので、屋久島という単位で見ずに、集落というミクロの目で見て移住先を考えることをお勧めします。

移住を考えている人たちへのアドバイスとしては屋久島で何がしたいのか、あるいは、移住の目的をできるだけ明確に持つことをお勧めします。

漠然としたものしか無いと住む場所も漠然と決めてしまい、結果「こんなはずじゃなかった」なんて思いで島を出ていくことにもなりかねません。

商売を始めることを考えている方は良いとして、とりあえずどこかで働いてなんて考えて来る人は私みたいに転々と職場を変えざるをえないかもしれません。実際「とりあえず」的な感覚で来られた方で、一年ほどで島を出ていった方もいらっしゃいました。

観光ではすばらしい屋久島であっても、やっぱりここは田舎であり不便なことは多く、人間関係も複雑です。ここに住めば良くも悪くも他人に見られているということを感じるでしょう。

 

「岳参り」を知っていたらかなりの屋久島通です!

移住者を求めている集落は移住者に期待しています

短期的には地域に馴染んでくれる人。ただ島外の考えを持ち込むだけでなく、先ずは地元住民に交わり歴史、風習、行事を知り、その上で集落の課題点を見つけ地元の人と解決を図ろうとする人でしょうか。長期的には、ずーっとそこに住み続け、やがてよそもんがよそもんでなくなる人。ちょっと難しく書いてしまったかもしれません。二の足を踏んでしまいますね。もっと単純な言い方をすれば、その集落を好きになってくれる人だと思います。

私もいまだに聞かれます「大西君、吉田はどうだ?」って。

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