【編集部便り】地域おこしに不必要だと思った4つの要素

 
 
 

不必要なこと

おはようございます、地域手帖です。昨日はJOIN主催のふるさと回帰フェア2014に参加してきました。お時間をいただいた皆様、ありがとうございました。この参加レポートは後日お届けします。

今日は地域関係の仕事をしたり、ふるさと回帰フェアのようなイベントに参加、または、運営側にまわった経験から「これはもう地域おこしには不必要だ」と思ったことを書いてみたいと思います。(※ここで書いていく事はあくまで地域手帖の中の人の考えであり、各地域のちい記者さんは全く関係がありませんのであしからず。)

・ふるさと回帰フェア
http://chiikitecho.net/1810/

 

地域おこしに不必要だと思った4つのこと

(1)怖さすら感じる「必死感&頑張ってます感」

様々なイベントで「こんな頑張って盛り上げてます!」とPRをしている自治体の方々を見かけるのですが、その土地のファンだったり、都市圏からローカルへの移住を検討するような層の人たちは、こういった圧力から逃れるために都市圏を離れることを視野にいれている人も多いわけで、その一生懸命さがマイナスの方向に働いているケースがあります。

また、頑張ってるのはどこの自治体も同じですのでキャラも被ってしまいます。何事においても、おらが街の独自性を打ち出し、その土地の空気感をいかに演出できるかどうかなのかと思います。

<ここから追記です>

頑張って「良い町感」を取り繕ってもバレるというか、良い点も悪い点も含めてありのままの姿を伝える事こそ、移住希望者のためになるのかなと思います。磨けば輝くダイヤの原石は必ずどこにでもあります。

そういったものの存在を発見し、丁寧に磨き上げていけば、自然とその土地の良さは伝わるはずです。本人達が楽しんでいる場合をのぞき、必死感&頑張ってます感はそっと心の内側に。

 

(2)成功事例は極少数「ご当地キャラクター」

熊本県の「くまモン」などのご当地キャラクターの成功事例に影響を受けて、多額の予算を使って誕生したであろう様々なご当地キャラクター達。その土地で、または地域関係のイベントなどでよく目にします。

しかし、その多くが日の目を見ることもなく、あと数年で倉庫の片隅に消えていくことでしょう。

もし、本気で彼等を地域おこしのツールとして使う事を検討しているならば、極一部の例外を除いて、成功の鍵は「愛着」、「誕生の経緯(ストーリー性)」と「広告代理店のプッシュ」です。「くまモン 広告代理店」で検索すると色々勉強になります。

成功の背景には緻密なプロモーション戦略があります。くまモンは全然ゆるくないです。ご当地キャラクターの企画は地味にお金か掛かりますので、そのお金を他に使った方が得策かもしれません。

ちなみにご当地キャラクターを地域おこしの積極的な切欠としない場合はこの「不必要」なケースには入りません。地元でゆっくりと育てられていくご当地キャラクターもいます。

この場合、そのキャラクター自体の知名度は高くなくても、ローカルで地元の人から愛されているのがよく伝わってくるケースが多いです。地域手帖関連では北海道遠別町の「ももちん」がかなりいい感じです。

・北海道遠別町の「モモちん」
 https://www.facebook.com/EmbetsuMomochin

 

(3)ブームが過ぎた「B級グルメ」

継続的に街に遊びに来てくれる人、お金を落としてくれる人が本当に食べたいのは「A級」グルメです。

本当に美味しいもの、お金を掛けてでもその土地に来て食べたいと思うものにこそ価値があるわけで、B級感をウリにする戦略は、そのご当地グルメが伝統的なものであればあるほど、結果的にその土地の食文化を安っぽいものにしてしまい、価値を下げる行為に繋がっている気がしてなりません。

グルメツーリズムの専門家の方でまだB級グルメを推し進めている方もおられるようですが、果たしてどうでしょうか。

 

(4)即ゴミ箱行き「ノベルティーグッズ」

筆記用具やキーホルダー、ステッカーなどです。柄の入ったメモは使い勝手も悪く、そのままゴミ箱に行くことが多いです。キーホルダーなどはいただいても使いこなすのが難しい場合があります。基本的に使う側のことが配慮されていないものが多いです。

また、これらのグッズの大半は配る側の人が身につけていない、使っていないケースが多いも特徴の1つです。そういった意味では高知県のプロモーションであえる「高知家」のバッジは上手な戦略だと思います。これも前述のくまモンと同様に広告代理店が企画段階から入り込んでいます。

・高知家|高知県は、ひとつの大家族やき。
http://www.kochike.pref.kochi.lg.jp/~top/

 

小さな自治体が大手広告代理店とタッグを組むのは難しいとしても、限られた予算でノベルティーグッズを作成するならば、使い手が最後まで使いたくなるような、そんなノベルティーだと双方にとってWIN-WINな関係になれると思います。PR効果にも小さな違いが生まれてくるはずです。

いかがでしたでしょうか。あくまで個人的な意見ですが、それでもこの手の話をすると大体の人が同意してくれます。この記事を書いていて改めて思ったのが綿密なPR戦略の必要性です。

「とりあえず予算が取れたからやってみました」的なライトな感覚で動いて成功している事例をあまり知らないので、より一層そのように思いました。さて、今度はこの逆で地域おこしで「必要」だなと思った要素について書いてみようと思います。

この記事が気に入ったら
いいねで応援!

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう!

 
 
 

関連情報