【秋田】地元「鹿角」は好きだけど、希望がもてなかった現実。でも・・・

 
 
 

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はじめまして、秋田県鹿角(かづの)市の阿部湖十恵です。

秋田の北東部、青森県と岩手県の境目に位置する秋田県鹿角市生まれです。

高校までこの地で過ごし、上京後、2年前にUターンしました。

鹿角市×10=秋田市 、(秋田県=仙台市)×9=東京23区!?

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先に具体的に数字でどれくらいの規模の市なのかご紹介しますね。

鹿角は人口約3万3000人。

市としての機能するには少ないです。もちろん少子高齢化で減少傾向。秋田の県庁所在地、秋田市に鹿角市の10倍の30万人が集中しています。

秋田県には他に10万人を超える自治体はありません。割とどこへ行っても日本の原風景と自然を満喫できます。

ちなみに秋田県の現在の人口は108万人

秋田市以外に10万人を超える自治体はなく、年間1万人ずつ減っていて100年後には消滅するかもと言われています。

昨年は25市町村のうち24市町村は消滅可能性都市と発表され話題になりました。ちなみに、唯一消滅の可能性に当てはまらなかった1つの自治体は秋田市ではありません。

108万人というと、東北では一番大きな都市、宮城県仙台市と同じくらい。

ここ鹿角より面積の小さい東京23区の人口は900万人です。ドヒャー、人混みにクラクラするのも無理はありません。

みなさん、秋田県にはいっぱい土地がありますよ。

そんな鹿角は面積の8割が森林

南北を十和田八幡平国立公園の自然に囲まれ温泉も多く、その他にも縄文遺跡“大湯環状列石”、ユネスコ無形文化遺産の“大日堂舞楽”、日本三大ばやし“花輪ばやし”など、自然と歴史文化にも富んだ地域です。

この自然の恩恵を受け全国の中でも「市」では唯一食料自給率も再生可能エネルギー自給率も100%を超える「永続地帯」でもあります。これはあまり生活の中では意識になく、Uターンしてから人から聞いて知った事実でした。

​冬は長く、3月の今でも一面雪景色です。

鹿角は“好き”だけど、希望がもてなかった現実

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私が生まれる少し前まで奈良時代から続いた尾去沢鉱山のおかげで、鹿角の街は賑わっていたと聞いています。

こうして“あるもの”を書き連ねると、一つの市の中に文化も自然も食べ物も詰まってとても豊かな地域のようですが、人口減少により目に見えて活気がなくなっている、若い人がいないと嘆く声が多いのが現実です。

私の実家は市内の中でも山間部に位置する自然豊かな「八幡平」という所で、「銭川温泉」という小さな温泉湯治宿を家族で経営しています。

先にも書いたように、高校卒業を機に鹿角を離れて7年ほど関東で過ごし、2年前にUターンしました。

鹿角を離れている間、地元が好きなのには変わりないけど、人口も観光客も減り続ける鹿角に戻ることには希望が持てず、いつかは戻らないといけないけど家業を継ぐ自分もはっきりイメージすることはできなくて、時が経つごとに自分の将来に不安と焦りを抱えていた時期もありました。

もう一度知ることから始めよう

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またどこかでこのことはお話しできればと思いますが、田舎に対してマイナスからプラスの意識に変わる「ある出来事」を経て、2013年にUターンを決断し、鹿角に戻ってきました。

ここでの生活が実際に始まってみると実は自分は地元のことをあまりよく知らなかったと思い知ります。

市内にある自然や史跡、祭り、伝統行事、建物。全部知っているものだけど、よく知らない。この土地の歴史もそういえばよく知らない。

当たり前に感じていたここでの環境が生んだ暮らしや知恵も貴重なもので、宝の山だということに気づきます。

土地の風習や文化、暮らしを楽しみ、誇りを感じながら暮らす人たちが作る空気感は心地よく魅力的。

ただの買い物や食事、町の人との何気ない会話でさえ楽しい。と旅をして感じることがありました。

地域に住む人が“魅力”をちゃんと知って心にとめることが家業にも、町の元気にもつながるのかもしれない。

もちろん、大変だと思うこともちょっとは、いや割と沢山(?)あります。

兎にも角にもまずは知ってみることから始まると思い、地元のことを勉強しているところです。

これから新たに発見したことや暮らしの魅力をここで伝えられたらいいなと思います。

秋田といえば“きりたんぽ鍋”を連想する方も多いと思いますが、“たんぽ”はもともとここ「鹿角八幡平老沢・トロコ」(ちょうど私の住むあたりです)の熊狩りをする人の携帯食だったそうです。

“たんぽ”を切って鍋に入れるので“きりたんぽ鍋”と言われるようになりました。そのきりたんぽのルーツについてもいつか触れられたらいいなと思います。

こちらは地元の方と一緒に作った味噌つけたんぽです。とっても美味しいですよ。

これからどうぞよろしくお願いします。

・銭川温泉

http://www.zenikawa.net/

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