【新潟】道普請や共同作業から思う、自分の役割

 
 
 

山道での道普請

早朝の山に、男たちが各々道具を持って集まる。

今日は、年に数度の道普請(みちぶしん)。

 

…と、ちょっと「情熱大陸」っぽく始めてみました(笑)。

十日町市の福島美佳です。

 

集落のことは自分たちでやる

道普請とは、集落の共同作業のことで、年に数回行われます。

春の雪解け後の作業は、側溝の泥をかき出したり、道路の杉っ葉を掃除したり、冬季間外

している道路脇のガードポールを設置したりなんてことも。

夏になると道路脇の草刈が主になり、雪が降る前には集会所や神社の雪囲いを行います。

集落のインフラ維持に非常な重要な作業で、基本的に一戸ひとりずつ参加。

参加しない世帯からは「不勤料」をとる町内もあります。

 

共同作業から思う、自分の役割

毎年やっていることなので、自然と作業分担が決まっていて、スコップを持ってきて側溝の泥出しをする人もいれば、草刈り機で草刈りをする人もあり、それぞれ自分の仕事を黙々と行います。

私も、竹箒を持ってきて道路の杉の葉掃除をしました。黙々と作業をしていると、ふと、これって人生の役割にも通じるなぁ、と感じました。

先日、最近十日町市に移住してきた若者たちとご飯を食べる機会がありました。

20代前半の彼らの前には、可能性しか広がっていなくて、「あれもやってみたい」「これもやってみたい」と目を輝かせる様を見て、移住1年目の自分を見ているようでした。

(ちなみに私は現在29歳、移住5年目になりました。移住者の中堅どころです笑)

移住して年月を経ると、色んなことが分かるようになります。うまくいくことも、いかないこともあります。

色々試してみて、自分のやりたいこと、得意なこと、人から求められていることを見極めていけるといいと思います。

そう、道普請に持っていく「道具」のように、自分の「役割」を見つけ出すのです。

 

他人を羨ましく思う時は

ガードポールだって自分たちで

時には、他の人がやっていることを羨ましく感じることもあると思います。

自分もああいうことをやってみたいなぁ、とか、なんであの人はあんなにうまくいくんだろう、と思う時もあるでしょう。

でも、そんなに思いつめることはないと思います。

道普請は長い距離を移動しながら作業するので、基本的に持ち運べる道具は一つです。

人間も同様に、そんなにたくさんの役割をこなせる人は珍しいと思います。

その人にはその人に合った役割があり、たとえ他人の役割が羨ましく感じたとしても、自分には自分に合った役割がちゃんとあるのです。

スコップで杉の葉を掃除するのは大変だし、竹ぼうきで草を刈ることはできません。

みんなそれぞれの道具を持っているからこそ、道普請をちゃんと終わらせることができます。そう考えると、人と協力し合うことって本当に大事ですよね。

何事もやってみるのが肝心。

やりながら、自分がどんな道具を持っているか、どんな道具を使うのが向いているか、探しながら生きていくとちょっと楽しいかもしれません。

 

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