【埼玉】「We」で紡がれていくストーリーがあるカフェ「senkiya」

 
 
 

こんな場所が埼玉にあるんです

地域手帖編集部で、埼玉県のちい記者を担当している亀﨑です。

先日、ずっと気になっていた「senkiya」というカフェに行ってきました。

お店の場所は川口市。同じ埼玉県内にも関わらず、家から車で1時間半ほど掛かることもあり、これまで一度も訪れたことがない町でした。

「目的地に到着しました、お疲れ様でした。」

カーナビのアナウンスと同時にお店の駐車場に到着しました。カフェへお茶をしに行くには少し長めのドライブでしたが、到着してすぐに目に飛び込んできた素敵なお店たちが連なる光景に疲れが一気に吹き飛びました。

どうも、Senkiyaの敷地内には色んなお店があるようです。

 

まず目に飛び込んできたのが「Tanabike」

白いTシャツが気持ち良さそうにこっちを見ている

 

まず見えてきたのがアートギャラリー『Tanabike』。

ドアが開放された建物の中で、等間隔に並んだTシャツが整然とコチラを向いており、よく見ると1枚1枚のデザインが異っています。

すると、近くに立っていたTanabikeのオーナーである山地拓さんが、この日開催されていた『100人のTシャツ展』という企画展の展示内容やイベントの趣旨、Tanabikeのコンセプトや、senkiyaとそれぞれの建物の関係性について教えてくれました。

「ぜひ、他のお店も見ていってください。は私よりもSenkiyaオーナーの高橋さんに聞いてみてください。色々と教えてくれますよ。」

山地さんにお礼を伝え、この日のお目当てであるsenkiyaへ。

 

Tanabikeの山地さん

 

目的地までの短い距離の間にアクセサリー工房、珈琲豆焙煎工房が立ち並び、ヴィンテージカーが停まる自動車整備工場では、何やら作業の音がしています。

 

昔からここに存在しているかのよう

 

古書店に皮小物制作工房、そして建築事務所まで存在する。まるで小さな街のようです。

 

大きな扉が特徴的

 

まるで実家に帰ってきたかのような暖かい空間「Senkiya」

コミュニティの中心地がsenkiya

 

目の前にある古民家をリノベーションした建物がSenkiyaです。中でお茶を飲みながらくつろぐ人の姿が見えます。

早速、建物の“玄関”を上がります。中にすぐ入って左手に様々なリーフレットが置かれていました。どれも私の気になる内容のリーフレットたちです。何枚かの“お土産”を手に、まずは2階へ。

 

色とりどりのリーフレットが見える

 

すると、そこには誰もいないブックショップスペースがありました。二階堂和美さんの本を発見し思わず笑みがこぼれます。この選書は個人的に“ツボ”です。

「ここ、好きだ。」

一通り置かれている本に目を通し、思わずつぶやいてしまいました。

 

どの本もついつい手に取ってしまう

 

2階からは1階のカフェスペースを見下ろすことができます。夕暮れ時を過ぎ、客足が一段落しているように見えたので降りることにしました。

 

一階のカフェスペースを俯瞰する

 

カフェに入ると、左手には雑貨やお菓子が陳列された棚が、中央にはオーナーさんの感性を感じ取ることができる本棚が置かれています。中は広々していて、椅子やテーブルの数も多いです。

 

どの席に着くかで違った楽しみが!??

 

私は席について飲み物を注文し、すぐに本棚へ。

実はカフェに行くとまずは本棚を見てしまう習慣があります。置かれている本の種類を見るだけでで、オーナーさんの主義主張が何となく掴める気がするからです。

 

照明がテーブルを優しく灯す

 

さて、Senkiyaの場合はどうかといえば、玄関そばのリーフレット、ブックショップコーナーの本、そしてこの本棚と、私の心はガッチリと掴まれました。

数冊の本とZINEを片手に席へ戻ると、暫くして注文していた飲み物が届きました。素晴らしい場所、人との出会いに興奮し続けていたのでここでちょっと一息。

senkiyaとこのコミュニティーについてオーナーさんに聞いてみた

senkiyaの高橋さん(右)

 

しばらく本に集中していると、気づけば周りのお客さんがいなくなっていました。

これはチャンスとばかりにオーナーの高橋さんらしき男性を探し、レジ前にそれらしき姿を見つけて急いで自己紹介をすると、その男性が高橋さんでした。

少し時間をいただけそうな様子だしたので、思い切ってこの土地のこと、senkiyaのこと、今までのこと、そしてこれからについて質問させてもらいました。すると

「お席に伺いますので、そこで・・・」

と初対面にも関わらず、高橋さんは資料片手に私の席まで来てお話を聞かせてくれました。

まずは“senkiya”という店名が高橋家で代々続く家業の屋号“千木屋”に由来していること、敷地内の建物は既存のものをリノベーションして有効活用していることなどを教えてくれました。どの建物も周囲と馴染んでいた理由がわかった気がしました。

「ちょっと見て欲しいものがあるんですけど、時間は平気ですか?実はやりたいことがあるんです」と高橋さんからの説明は続きます。

 

「I」ではなく「We」で紡がれていくストーリー

外から眺める景色もまた良い

 

高橋さんの話は全てのストーリーがsenkiyaを中心に展開されていくのですが、コミュニティ(敷地内のお店たち)のこと、地域のことにまで考えが及んでおり、また、話しの主語が“I”ではなく“We”で進められ、まるで「街づくり」や「地域活性化」の話しを聞いているかのようでした。

しかし、それらの言葉が高橋さんの口から出ることはありません。

「街づくりや地域活性化という言葉は意識していないですね」

そう語る高橋さんからは、目の前のことを確実にこなしながら新たなことに挑戦していこうという強い思いが伝わってきました。

まだまだ話は尽きぬ中、ふと気がつけば外は暗くなっていました。senkiyaはそろそろ閉店の時間です。

「また遊びに来ます」

と高橋さんと再会を約束して帰宅しました。この日は、夕方から夜8時頃まで3時間近くお話していただきました。

高橋さん、突然の訪問にも関わらず本当にありがとうございました。

 

senkiyaを訪れてみて

私はカフェが好きです。それはオシャレだから好きというだけではなく、人の集まるコミュニティー機能としてのカフェに注目しているからです。

今回訪れたsenkiyaは敷地内に「場」としてのコミュニティーが存在する理想のカフェです。しかも、誰かに強いられた集まりではなく、集まりたい人が自由に、そして自然に集まったというシンプルさがとても居心地の良い雰囲気を生みだしています。

senkiyaはすでに「人が人を呼ぶ」状態で、コミュニティーの入居者のみなさんはもちろんのこと、遊びにくるお客さんたちも魅力的な方々多いようです。

「来て良かった、出会えて良かった。」

senkiyaは文字では表現できないくらに心からそう思える素敵なカフェでした。次はいつ行こうかと今から思案中です。

 

senkiya関連情報

・senkiyaのホームページ
http://www.senkiya.com/
・TanabikeのFacebookページ
https://www.facebook.com/tanabike
・100人のTシャツ展
http://chiikitecho.net/775

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